聴講メモ:try! Swift Tokyo WWDC Recap 2025

今月何度目かわからなくなってきた、Apple Japan での Recap イベントに参加してきた。今回は、筆者も当日スタッフとして参加した try! Swift Tokyo 主催のもの。登壇は visionOS と Foundation Models のふたつとも筆者的関心の高いテーマでありがたかった。特に Foundation Models adapter training は未遂に終わっていたので、実際に触った所感を聞けたのが良かった。

タイムテーブルは筆者が確認していた限り直前まで公開されておらず、個人的に最もサプライズだったのは、 Swift Student Challenge に日本から入賞された学生さんがスピーカーとして登壇されたこと。Apple の Newsroom で取り上げられていたのを拝見していたので、すぐに分かった。入賞とひと言で言っても、世界 TOP50 に選出され WWDC に招待された上に、さらに11名だけが得られる Tim Cook へのピッチ機会も設けられた、とのこと。しかし彼のプレゼンを聞いていて、堂々とした語りと、なにより入賞した花札アプリのコンセプトが素晴らしく、これが世界レベルかと感動。ちなみに花札アプリは実際に触らせていただくこともできた。花札という古典ゲームにオリジナルの概念を盛り込んでいて、サウンドにも見た目にも細かな工夫が凝らしてあり、誰でも楽しみながら花札を覚えられるつくりとなっていた。

イベントページ:https://lu.ma/kd101ho8


visionOS 26 のアップデート内容と所感

satoshi さん

  • What’s new
    • Widget
    • instancing: メモリ効率がかなり上がった
  • 他セッション
  • 実機デモ
    • Enterprise APIでの両眼映像の取得
      • シェーダーを通したリアルタイム画像加工ができる(高速処理のためMetal使った)

Unleashing Foundation Models

shu223 さん

  • Tool calling
    • 制約:modalilty – multi-modal ではない
      • テキストのin/outのみ
      • 音声や画像の入出力はない → tool calling でやった
    • Tool calling の処理実装はなんでも実装可能
      • Speech + Image Playground
      • ツールとして渡しているだけなので、使わないという選択をモデルがすることもできる
        • → 画像生成を依頼しなければ使われない
  • Custom adapters
    • モバイルで動く小さめなモデル(Llama, Gemma の同程度のサイズのモデル)と比べてもやや劣る
    • Custom adapter で大幅に性能が向上した:すべてのベンチマークで、はるかに大きなモデルよりも優れた性能を発揮
      • GPT-4.1 や 4o を含む大規模モデルすらも超えるケースも
    • アダプター
      • 特定ケースにチューニングされた追加アダプター
        • e.g. .contentTagging
        • たくさんある?とおもっったら、general / contentTagging しかない
        • ほとんどのユースケースが、general に内包されている
          • tag, entity topic は tagging
    • 概要
      • LoRAを使用
      • ベースモデルの重みは固定し、アダプターの重みのみ更新
      • 必要なデータ量の目安
        • 単純タスク:100-1000 サンプル
        • 複雑タスク:5000サンプル以上
    • ツールキット
      • 必要なサンプルデータやコードが揃っている
      • .fmadapter ファイルがカスタムアダプターの実態
        • Xcode でプレビュー可能
    • Entitlement
      • アダプターのデプロイは、サイズがでかいのでバンドルするのではない、background assets フレームワークを使う
        • テストはアプリに組み込んでOK
    • サンプル(演劇)を使った学習結果のデモ
      • エポック(学習サイクル)を重ねるごとに、タグ構造を学習しフォーマットに沿った台本生成が可能になる(らしい)
      • 学習時間はMBPで10分程度:OSバージョンアップごとの再学習も現実的かも
  • Q&A
    • 回答のばらつきは temperature で指定可能
    • 基本メジャーバージョンごとにモデルが変わる sticky patch で上がることはない
      • 追従できなくてもアダプター自体は通るが、精度が落ちる

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