自分語り:「イントロ百本ノック」達成を祝して

高田馬場イントロで、今年の目標にしていた「100曲演奏」を昨夜ついに達成したので、その記念に一筆残しておく。


高田馬場イントロと言えば、ジャズの生演奏を主体としたバー形態の店、いわゆるセッションバーだ。雑居ビルの階段を2周降りた地下にその店はあり、入店時はまずオーディエンスかミュージシャンかを尋ねられる。オーディエンスなら席へ案内されるが、もしミュージシャンなら続けて担当楽器を尋ねられる。あとは待っていれば、いずれマスターに呼ばれステージに立って演奏する。ざっとそんなシステムだ。

こうした種類の店は全国にも数多あるが、特にここはプロのミュージシャンも日々訪れる日本屈指のジャズスポットとして国内のみならず海外からも非常に有名。近年はインバウンド加熱の影響で、外国人が大勢詰め寄せているため、ミュージシャンたちは店外の階段で出番を待たされることも珍しくない笑

筆者がジャズセッションに通い始めたのが6年前で(パートはドラム)、頻度は多くても月1程度。縁あって何度か、横濱ジャズやすみだジャズのアマチュア枠で出演させていただく機会もいただけた。そんなコミュニティに属していると、当然イントロのことはよく話題にも上がるため、存在自体知ってはいたものの、同時に周囲が口を揃えて言うには「(レベルが高く)怖くて近寄れない」とのことで、雲の上の存在のように感じて足は一切向かず。ただ密かに「今年こそは」という誓いだけは毎年立て続けていた。

だが今年1月、いろいろなできごとが積み重なり、とうとうその扉を押し開く決心をしたのだった。

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聴講メモ:4社に聞く、いつの間にかできていたドメイン駆動設計

DDDについては言葉だけ、浅ーく知っていたつもりが、完全無知・実践皆無であったことが判明、ほぼ知らない言葉ばかりで面食らった(よって下のメモも誤りあるかも)。キャッチアップからスタートし地道に取り組んだ実例に現場導入のリアリティを感じた。ドメインパターンという考え方は目から鱗。「スタイルガイド本」は早速熟読したい。

イベントページ:https://rosca.connpass.com/event/334002/


DDDを突き詰めていったら、イベントソーシングに流れ着いた話

高丘 知央さん 株式会社ジェイテックジャパン CTO

  • 書籍『達人プログラマ』:アーキテクチャは生き物、建築というよりもガーデニングに近い
    • アーキテクチャも常に成長しないと老朽化する
    • 少しずつでも継続向上していくことが組織・個人成長にとって重要
  • DDD導入の動機
    • FatVC、スキーマ駆動開発など、business logic が肥大化しメンテ大変
    • 会社で本買って勉強。はじめメンバー間で理解浸透に差があり苦労しつつ、結果的にテストが書きやすくなり、メンテナンス性が向上した
  • 課題があり、さらに改善を進めた
    • チーム分かれてDDD経験をもとにした振り返り、KPTA
    • 「集約」、immutable data model、リッチな値オブジェクトを導入し改善
    • チームを超えたモブプロ参加、全体のレベルアップにチャレンジ
  • なぜイベントソーシングを使い始めたか
    • 既存チームはDDD+RDBで改善続けている
    • CTOとして、さらに良くできる全体改善の新アーキテクチャの開発を開始
    • いつ、誰が、どのように変更したかが分からない追えない課題 → イベントソーシングなるものがあるらしい
  • イベントソーシングとDDDとの関係:データを削除せずトレースを行うからデバッグが楽になる
    • イベントソーシング:Greg Young の提唱(2014年 Goto; Conference)
    • ハードル高いが、DDD実践がいつの間にかできていたと感じられる
    • OSS「Sekiban」として公開した
    • 鉄道思考プログラミング(Railway Oriented Programming)に対応

コンテキストマップの継続的な活用に向けて

東 優太さん 株式会社TOKIUM プロダクト本部 開発部 イネーブリング

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