先週唐突に Apple から発表された、Issei Miyake との共同開発商品である iPhone Pocket。これがその奇抜さと高価格に反して飛ぶように売れ、ロングは販売開始後数時間でオンラインストア上の在庫は売り切れ、ショートも翌日にはオンライン上では全色売り切れとなっていた。
買う/買わないは別として、製品そのもののバックストーリーであったり、店内ディスプレイの工夫について、ライター林信行さんのインタビュー記事やポストから知っていたので、一度はストアに足を運びこの目で拝んでおきたいと思っていた。
iPhone Pocket:イッセイ ミヤケとアップルが紡ぐ「一枚の布」の物語 | ELLE DECOR [エル・デコ](必読です)
が、こうも飛ぶ鳥を落とす勢いで売れているようでは、店内展示も早々に撤去されるのでは?と不安になり、週末慌てて、国内では唯一の iPhone Pocket 販売店である Apple 銀座に見に行ったのであった。

とにかく、ショートの色鮮やかさには目を奪われる。生地の質感は画像から想像していたとおりだった。ジャケットの上からでも無理なく掛けられたので、夏冬選ばずに使えそう。ストア在庫についてだが、ロングは売り切れ、ショートは一部在庫があるようだった。今後の入荷について尋ねると、スタッフも把握していないということだった。(林信行さんによると再販はなさそう。)


ちなみにここまで書いてきてなんだが、筆者はすでにロング(サファイア)を予約済みである(到着は12月初旬)。
なぜ注文したかといえば、これを見た瞬間に Vision Pro 使用中のバッテリーケースに使えそうだと直感したのもそうだが、何より先のインタビュー記事からこの製品が誕生するまでの過程に魅力を感じ、これは手元に置いて使いたいと思ったからだ。Apple に限らず、あの時買っておけばとあとになって後悔する製品はこれまでもいくつかあったが、iPhone Pocket をもし買わなければ、きっとそのひとつに加わる予感がしたのだった。
上記の記事にも言及されていることだが、パッケージは千歳飴から着想を得た意匠になっており、加えて11/14という発売日も七五三の日に合わせているのだから、素材や使い勝手だけでなく、文化に対する敬意すらもデザインへと昇華させるその姿勢には驚きを隠せない。
ちなみに、Vision Pro のバッテリーケース案は当然世界中の人間が同じことを考えたようで、Xを眺めるとすでにいくつも写真が投稿されている。
また、グラス型デバイスの登場に先んじて「バッテリーの携帯を当たり前にする」という見方は、一理あると思った笑
インタビュー記事内で言及されているタグの秘密については、以下の動画で明かされている。
シンプルなようで、モノとして美しく、しっかりとした作りの3Dニットはイッセイ ミヤケの製造技術の賜物だが、最終的な製品の形状はイッセイ ミヤケだけでは作ることができなかったと宮前は振り返る。特にそう思わせるのが製品のタグだ。iPhone本体を収納するポケットのちょっと上の側面の絶妙な位置に縫い付けられており、製品の裏側から見ても縫い目が見当たらない。
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