Apple Watchを1年間使用して

Apple Watchが手元に届いたのは、ちょうど去年の5/16。以来筆者は、毎日欠かさず着用している。

Apple Watchに関しては、近々次世代モデルが発表される可能性は大いにあるし、来るWWDC16ではwatchOSのアップデートが発表される可能性も高い。こうした動向において、今後新規購入を考える人も増えてくるであろう。

そんな方々の参考になればと、この新ジャンルの製品について、1年間の使用をもとに筆者の感想を記しておく。

デザイン

筆者の購入したモデルは、いわゆるステンレス製の「無印」に、レザーループの組み合わせだ。ステンレスの筐体には質感や高級感を、バンドにはApple Watchらしい先進性を求めた。

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スポーツバンドも別途購入した

スポーツバンドも別途購入した

現在もその価格は変わっていないのだが、税込9万円以上の買い物だった。「たかだか時計のために9万円。。より安価なSportモデルを選ぶべきか?」と当時は随分と悩んだが、今となっては十分その価値、恩恵を得たと感じている。

それは後述する利便性もそうだが、「無印」モデルならではの、素材の高品位さ、美しい仕上げから得られる所有感によるものが大きい。

Apple Watchは裏側も美しい

Apple Watchは裏側も美しい

文字盤は、シンプルな操作性により、思いついたその場で即座にカスタマイズできるため、毎日の着用で飽きることはなかった。

筆者はシーンに応じてデザインを使い分けている

筆者は気分に応じてデザインを使い分けている

耐久性

ステンレス製の筐体には、1年間の使用によって無数の小傷が入った。使い始めの当初、一度派手に電柱に擦りつけてしまったことがあった。研磨剤を購入して磨いたが、マシになるとはいっても完全に傷が消えることはなかった。これにはしばらく落ち込んだが、日々着用してきた今となっては、味のひとつとして感じられる。

ちなみに、素材がサファイヤクリスタルの盤面には傷ひとつ見当たらず、視認性には全く影響がない。

派手に擦ってしまったが、盤面は無事だった

派手に擦ってしまったが、盤面は無事だった

バッテリー

満充電で1日半継続して使用できる。仕事のある平日ならば、70%の充電で家を出れば、帰宅まで問題なく使えるだろう。

「時計を毎日充電するのか」とはよく言われることだが、寝る前に充電することを日課付けられれば、何ら不便は感じない。

特に、無接点方式による充電は、コネクタにケーブルを差す煩わしさから解放してくれる。また充電スピードもiPhoneなどと比べ格段に早いため、万一充電し忘れがあっても、朝の数十分充電台に置けば1日の使用には事足る。

日々の活用

さて、筆者がApple Watchを着用する目的はいくつかに絞られる。3rdパーティアプリはほぼ使わない。わずかな機能性で満足していると言える。

時刻確認

「Watch」なので当然の用途。スクリーンの文字盤によって暗い場所でも時刻を読めるのが最大のメリット。

このスクリーン、ご存知の方も多いだろうが一応説明しておくと、Apple Watchはバッテリー消費を抑えるために常時点灯はしない。「腕時計を確認する」一連の仕草(腕の動き)を検知して初めて、スクリーンが点灯し、時刻が表示される仕組みだ。

逆に言えば、この仕草をApple Watchが検知できなければスクリーンは点灯しないので、時刻確認もできない。そして現状のApple Watchにおいては、特定のシーンでこの状況に出くわす。

  • 腕が固定された状況
    • 電車でつり革につかまっている時、デスクワークでキーボード操作をしている時、など。自転車や自動車のハンドルを握っている場合も同様と思われる。(筆者は普段乗り物を運転しないので検証していないが…)
  • 横になった姿勢
    • Apple Watchへの重力のかかり方が変わるからなのか、普段通りの仕草ではスクリーンが点灯しない。仰向けというより横向き姿勢で発生しやすい。

こうした状況下で手元の時計を確認するためには、スクリーンをタップするか、大げさに「腕を振る」必要がある。スマホを取り出すよりも手間ではないにしろ、腕時計で時計を確認するためにひと操作を要す様は、滑稽であることに間違いない。

時刻確認のためにはホームポジションから手を動かす必要がある

時刻確認のためにはホームポジションから手を動かす必要がある

通知

iPhoneで受け取った通知を、Apple Watchで確認することができる。
LINEやFacebookのメッセージをシームレスに確認でき、リマインダやカレンダーをより便利に活用できる。

天気の確認(降雨や気温)

外出する前は、Apple Watchから現在の天気や気温が確認している。ジャケットを羽織るべきか、傘を持っていくべきか、その場で確認し判断できる。

アクティビティ

筆者がApple Watchを着ける最大の理由は、実はアクティビティだ。

アクティビティは1日の活動を、3つの軸よって記録してくれる。これら成績に応じて「達成」というご褒美バッジが貰えるのだ。

  • スタンド:1時間に最低1分間立つことでカウントされる。
  • エクササイズ:適度な運動を何分行ったか。目標値は30分間。
  • ムーブ:活動による消費カロリー。目標値は自分で設定できる。

筆者は元来出不精で、もともと散歩は好きだったが、趣味はもとより健康を気遣ってすら、まとまった時間体を動かす習慣はなかった。

しかしApple Watchを着用し始めてひと月もすると、この達成バッジ欲しさに、なるべく歩く時間を確保するようになった。会社への行き帰り、昼食への外出、休日の午前の過ごし方も変わった。

筆者はのムーブの目標値は450kcalだ。通勤の30分を歩きで往復しても精々250kcalであるから、意識して動かなければ達成は中々容易ではない。

一ヶ月間毎日Moveゴールを達成すると、「完璧な一ヶ月」というバッジを獲得できる

一ヶ月間毎日Moveゴールを達成すると、「完璧な一ヶ月」というバッジを獲得できる

さいごに

Apple Watchの感想で、よく見かける意見は「あれば便利だが、必ずしも必要なものではない」だ。これは筆者も大いに賛成だ。iPhoneのように「なかった頃が想像できない」ほど、生活を変える代物ではない。

しかし今となっては、上述した「細やか」な利便性に慣れてしまい、Apple Watchを身につけていない生活は考えられない。もちろん、無くても困らないだろうが。。

ただしモノとしては良くできているので、もし気になっているのならば、買って損はないはずだ。素材を気にしないならば、今やSportモデルも随分安くなっているのだし。

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